glass * Stained 2

ステンンドグラスの簡単な作成手順 〜その2

4.ガラスを削る
 ルーター(前回『主な道具』参照)で、ガラスのカット面を平らにする。
 ルーターがない場合は砥石で削る。
 ※カットしたガラスの縁はガタガタの状態です。そのままでは危険なだけでなく、銅テープを巻く
  ことが難しくなります。
 ※ルーターで削る場合小さな破片が飛ぶ場合があるので、メガネをかけながら作業すると安全です。

5.銅テープを巻く
 ガラスのカット面を銅テープの中心に置き、はじめとおわり部分は重なるように巻く。
 銅テープ
 ※巻きおわったら、割りばしやへらでしごいてください。ここで銅テープがしっかり付いていないと
  ハンダ付した後、外れてしまう場合があります。
  私の場合、粘土用のへらを愛用しています。
 ※銅テープには黒やシルバーの色のものもあります。透明ガラスを使用した場合、銅テープの付着
  部分の色が目立ってしまうのが、嫌な方は予め仕上がりの色を考えて銅テープ選ぶことをオススメ
  します。

6.ハンダ付けする
 銅テープに筆でフラックス液を塗り、初めは「点」で仮止めし、全体的に均一の厚さになるように
 ハンダを付ける。(下図参照)
 ハンダ
 ※フラックス液を塗りすぎると跳ねるので、少量をこまめに塗ってください。
  ハンダはつけるというより、少しづつ置いていく感じのほうがキレイな形に仕上がります。

7.ハンダを腐食させる
 ハンダ付けが終わったら、よく水洗いし汚れをとる。金タワシでハンダ部分を擦る。
 ※ガラスまで傷つけないように注意!
 水気をよくとり、ハンダ部分を筆で硫酸銅やパティーナを塗る。乾いたら塗るを、繰り返す。
 ※重ね塗りをするだけ、色は濃くなります。(限度はあります)

8.完成
 腐食させたら、全体を水洗いする。
 よく乾かし、最後に金属磨き剤(ピカール等)でハンダ部分を磨いて完成!

 ※これらは個人的なやり方です。各々自分のやり易い方法を選んでください。